壁紙の画像は「コスモス」を店内撮影し、加工したものです。
更新日時 2008年03月01日 11:07:41
“水揚げ”というのは私達の仕事なかでもっとも重要なものの一つです。
産地から送られてきた花は休眠状態にあります。 それを生き返らせる作業といえば解り易いでしょう。植物は“根”から水を吸い上げています。 切り花にはもちろん“根”がありませんから “茎”から直接水を吸わせるようにします。
その方法として“水揚げ”という作業があるわけです。代表的なものとして、 以下の様な方法があります。
水きり 水の中で茎を切る方法です。一番多く使用する方法です。
なぜ、水の中で切るかといいますと、植物は毛細管現象を
利用して水を吸い上げていますので、切った瞬間に水を取
り入れ易くする為と、細胞を乾かさない為です。切る時には茎を斜めに切って、水に触れる表面積を増やす
ようにして下さい。この時、茎の柔らかいものや、細いものですと、はさみよりも
フローリストナイフを使って頂いた方が、茎をつぶす事がない
ので、お勧めです。なお、鉄を嫌う植物(菊など)に関しては、水の中で折るようにします。
焼く 茎の先端を火で焼く方法です。
水切りをした後に、火で焼き、水に浸けます。切り口を炭化させて水を吸わせ易くするのと、消毒をする
意味があるようです。この水揚げ方法を行う時は、火の熱が花や葉に伝わらない
様に厚手の紙等で包み、特に注意して下さい。煮る 茎の先端を熱湯に付ける方法です。
水切りをした後に、茎の先端1〜2cmを熱湯に浸け、すぐに
冷水に浸します。切り口を消毒するのと、刺激を与える意味があるようです。
熱湯に浸ける時間は、大体20〜30秒ほどですが、花の種類に
よって時間を調整します。この方法も結構使用しますが、水揚げ後に花瓶の水を汚し易く
なる様に思いますので、水があがったら、切り戻した方が良いで
しょう。この方法でも、熱が花や葉に伝わらない様に厚手の紙等で包み
注意して下さい。つぶす 茎の先端に割り込みを入れたり、つぶしたりする方法です。
茎の硬い枝物や、ツル製のものに対して使用します。はさみで十文字に割り込みを入れたり、それ以上に切り込みを
入れ、水に対する表面積を増やす為です。お正月に飾る“千両”等はつぶした方が水揚げが良いようです。
薬品を使う 茎の先端に水切りをした後、薬品を塗る方法です。
みょうばん、アルコール、ハッカ、酢などが多く使われます。殺菌、刺激を与える作用があるといわれています。
お花によって使用する薬品が異なりますので、お花屋さんなどで、
問い合わせてみると良いと思います。
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